2008/03/07

ある女性たちの闘い!BABY三宮店

BABYの女性たち
3月2日、神戸市三宮東遊園地である集会が開催された。
「これでいいのか?働かされかた-就職難・低賃金・過労死-」3.2集会だ。
その集会の中に可愛らしい服装の女性たちが居た。(写真下)彼女たちは「ロリィタ服」専門に販売しているBABY三宮店の店員さんとそれを応援している仲間のみなさんだ。
     
     集会場で・・
735819548_189左の画像、彼女達の服装、これが・ロリータファッション・(正確にはロリィタ)、実に可愛らしく、綺麗だ。しかし、この日本社会では一部、間違った認識がなされている。どのようなことかと言うと、彼女達の服装、これは、いわゆる「コスプレ」ではない。ロリィタファッションという今や完全に確立されたブランドなのだ。ここでいう「ロリータ」とは、いわば子供ではない女性が抱く、社会的な少女らしさのイメージが持つ可憐で清純、乙女チックといった少女的感性を持つ女性という意味だ。海外では少女幻想にまつわる芸術的な文化全般をロリータと呼ぶ。しかし、日本文化では「成人の中に存在する少女性」を芸術的に表現した作品はきわめて少なく、大概は男性の、いわゆるロリータコンプレックスの意味が一般的で芸術的要素の全く無い露骨で反社会的なニュアンスを指す言葉としての間違った認識の方が以前根強い。販売元ではこのファッションをBABYフリルやレースで飾り、「お姫様になったような気分で・かわいい・きれい・・と素直に喜べるというロリィタ服を・・・・・・・・・・・と表現している。で、その彼女達がなぜこのような集会の場に、ということになるのだが、会場では次のようなチラシが配布されていた。

            ★☆★不当解雇は許せない!★☆★
5316
(拡大表示)
BABY三宮店で働いていた彼女達、4名は店長に突然、解雇を言い渡された。ところがこの店長、実際は人事権はもとより目立った権限は何も持ち合わせていない、早い話、ただの店長なのだ。名前は「XXX」とかいうらしい。しかし、めっぽう気が強く、気にいらないことには徹底して感情を表面に出し、それが人であればこれまた嫌がらせや嫌味たっぷりにネチネチとやるらしい、これでは人の上に立てないだろう、上司ヅラし、ただ黙って言うことを聞け、というタイプ、なぜ、このような人物が店長であり管理職なのかそれこそ理解に苦しむ。とてもじゃないが、店長をやれるほどの人物とはどのように考えても思えない。聞くところによると、この会社の社長、デザイナーであり、ある程度の技術は持ち合わせているらしい。しかし、社長として従業員を雇い、使うということについては全くの素人で労基法でさえほとんど知らないというお方らしいのだ。まあ、早い話、会社経営については全くのど素人なのだ。ただ、ひたすら、店長を擁護し、また、逆に会社には関係無いと開き直っているらしいのだが、さまざまな悪いうわさを聞く。また、他にも深くかんがえさせられるようなうわさもあった。どんな社長なのだろう、一度お目にかかりたいものだ。ここで本題に戻そう。解雇通告についてだが、店の店長に権限があろうと無かろうと解雇を通告された彼女達からすれば、それはやはり直属の上司からの通告であり同時に会社からの通告なのだ。権限が有るか無いかは会社内部の問題なのだ。そのあたりを会社は勝手に解釈し開き直っているらしい。

★☆ 闘いが始まった ★☆
彼女達は怒った。これまでさんざん嫌味を言われ、嫌がらせをうけ、また、彼女達を慕って店に集まってくるお客さん達にも同様のことをする。更に、出入り禁止とまで言い放つ。ここまでされて怒らない人間はいないだろう!!彼女達は労働組合に加入した。そして団体交渉で会社側と交渉する。一方では抗議行動を展開した。三宮センター街での不当性を訴えるチラシ配布、それに対し彼女達のお客さんさんを中心に大勢の人たちが応援に駆けつけた。職場復帰を訴える署名も500件を超えたらしい。11948281_2091985567
写真は三宮センター街でチラシを配布するロリィタファッションの仲間たちだ。彼女達は大きな声で不当解雇を訴え積極的にチラシを配布した。実はこのこと、口で言うほど簡単なことではない。彼女達たちの服装はよく目立つ、それだけにその反動が怖い。友人や知人、身内、また、勤務先の誰かに見られるかもしれない。そのことによって不利益な扱いを受ける可能性すらある、しかし彼女達は活動を続けた、最後まで続けた。それほど怒りのこもった行動だったのだ。不正行為は絶対に許さないという彼女達の信念が行動に表れたのだ。そして闘いは更に続く、3月2日、三宮東遊園地での集会、大勢の人たちのまえで堂々と闘いの正当性と支援を訴えた。私も会場に居たのだが彼女達の姿はとても凛々しく立派で、そして、とても綺麗に見えた。会場からはあちこちから激励の声が飛ぶ! そして集会後三宮センター街をパレードする。ハンドマイクを使いBABY前では「BABYは不当解雇を撤回しろ」と強烈に抗議した。
それはとても力強い声だった。

★★ 集会で訴える ★★
0002彼女達の闘いはまだまだ続く、そして更に長期化するかもしれない、そしてさまざまな障害が迫ってくるかもしれない。しかし、彼女達は負けないだろう、彼女達の信念と決意は半端ではない。そして今では多くの人たちが彼女達に声援を送っている。また彼女達の居なくなった職場は光が消えたようになり、店の売り上げも激減していると聞く。当然だろう!それほど解雇された彼女達はお客様に支持されていたのだ。闘いを最後まで見守りたい。そして、勝利したときの彼女達の笑顔をぜひとも見てみたい。

今回、記事本文中に使用した画像は各、Webサイトにてすでに公開されているものを利用させていただきました。不利益が発生するようであればご指摘ください。

行き過ぎた表現がありましたので訂正しました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/03/04

パワーハラスメント

_2.5職場で上司からいじめを受ける「パワーハラスメント」で精神的苦痛を受けたとして、特許事務所の元職員たちが所長らを相手に慰謝料を求める裁判を起こした。
訴えを起こしたのは、大阪市中央区の特許事務所に勤めていた元職員たち13人、訴えによると元職員たちは、些細なミスでも所長らから全体ミーティングで個人攻撃を受け、「ボーナスもらってすぐ辞めたら後ろから刺すぞ」などと怒鳴られ、また研修会では、視線をそらしただけでも「大事な所長のお話のときに集中力を欠き、申し訳ありませんでした」とマイクで謝罪させられたという。元職員たちは職場の上下関係をもとにした精神的いじめ「パワーハラスメント」にあたるとして、所長らに慰謝料など総額1億5千万円余りを求めている。

先日の朝刊各誌にパワーハラスメントに関する記事が出ていた。上記の内容はその記事の一部を抜粋したものだが、このような職場における人権侵害、上司が部下に対して行う、いわば、職権による人権侵害、これらのことは、この特許事務所だけの問題ではないような気がする。特に営業関係の職場になると上司が部下に対し過剰なノルマを強制し、連日社員に罵声を浴びせる。(本人はハッパをかけているつもりなのかもしれないが・・)私もこのような場面を何回か目にしたことがある。まるで社員をバカ扱い、中には竹刀などを振り回しているやつもいる。まあ・・・こういうスタイルを日本的だと思い込んでいるのかどうだか知らないが、時代錯誤というか、とにかくなにかを錯覚していることには違いない。

職場における上下関係とはどのようなものだろう。経営者と社員、上司と部下、経営者は社員を・・雇ってやっている・・と考え、管理職は役職が付いたことにより、他の社員よりも何か人間的にも立派になった、と、錯覚する。そして自分自身がもっとも正しいと思い込み、全てだと考えるようになる。したがって、このような人間は24時間上司風を吹かそうとし、部下をまるで自分の召使のごとく扱おうとする。上記の特許事務所ではすでに100名以上の職員が耐えられず退職したらしいが・・・その気持ちはよく理解できる。対応に違法な点は無かった・・・・と事務所からコメントが出されているが、実にしらじらしい。

上記、特許事務所のような状態は氷山の一角だろう。ほとんどが表面化していないだけなのだ。ほとんどが泣き寝入りし、そして、嫌になり、耐え切れず退職していく。これが実態だろう。しかし、この特許事務所の元職員13名は泣き寝入りせず闘う道を選択した。このことは大いに評価できるし声援を送りたい。ただ、これは私の身勝手な意見かもしれないが、少なくとも13名の仲間がいたのだ、なぜ、職場に残って闘うことを考えなかったのだろう。確かに、このような人権侵害は絶対に許せない、だから法的手段を用いて糾弾するんだ、と、いうその心意気は充分、理解できるし評価できる。しかし、職場外でどのような結果がでようとも本質的にそこの職場に今、存在するもっとも重要な問題人権問題は解決しないのではないだろうか。この事件は単なる一般的な人権侵害ではなく職場における労働者の基本的人権、そして、経営者に労働者の人格を認めさす、といった、もっとも重要でもっとも基本的な内容を含んだ立派な労働問題だと思うのだが・・・・・・これは私の勝手な思い込みだろうか。職場内で闘ってほしかった・・・・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)