次世代テンビン&究極のテンビン
2年ほど前だがネット上でとても面白いモノを見つけた。
それは投げ釣り用で半遊動式のテンビンだ、素材は形状記憶合金を使用しており、その発想と斬新なデザインにはとても興味を持ち、さっそく購入した。 (Gear-Lab)
Gear-Lab 次世代テンビンT7(画像・下)
・・・・「T7」・には致命的欠陥が・・・・
T7についてはすでに記事を書きそれを紹介しているのでまずはそちらを参照していただきたいのだが記事を書いた当時とそれを使い、何回もフィールドテストを繰り返してきた現在とは若干、評価は変わってきている。
サイト内リンク次世代テンビンとROOKを使う
サイト内リンク次世代テンビンをテストする
T7についての再評価と結論は次のようになる。
①・L字型固定式テンビンに比べて、やはり飛距離が伸びない、したがって超遠投は不向き。
②・感度・・全遊動式と変わらない、小さなアタリでも敏感に反応する。
しかし、その感触はかなり違和感がある。
飛距離が伸びない、これはやはり気になるところだがこのタイプのテンビンの持つ特性で錘が動くいわゆる振り子式のものはテンビンが飛行時に弓なりになり全体に風圧を受ける、したがって、どうしても若干、飛距離が短くなってしまうのだが、それは工夫することによってかなり解消できる。
②についてだが、確かに感度は良い、しかし、アタリがあった瞬間、それはキスのアタリとは思えない、「ガリガリ、ガツガツ」とまるで「フグにでもかじられたのでは」・・と思われるような嫌~な感触が手元に伝わってくる、それは違和感というよりも、かなり不快感を覚える、これでは釣りそのものが楽しく無くなる。
その理由は素材そのものにもあるのかもしれないがもっとも大きな理由は遊動部分にあると思われる。
T7ではこの部分に約20ミリ程の金属製のパイプを使っている、この違和感はこれが動くときの摩擦によるものと考えられる、これはもう致命的欠陥だ。
これらのことがテンビンを自作しようと思い立った大きな理由なのだが満足いくものができるまで何本も作り、そして結果的に一年半も費やしてしまった。
改良に改良を重ねテストを繰り返しなんとか満足できるようなものが出来上がったのだが一本あたりの単価は50円~80円程度、しかしここに至るまでの開発費(?)が・・・(ーー;)(ーー;)
それはともかく、実釣時の状態だが・・・・まず飛距離・・確かに固定式テンビンに比べるとやや落ちるのだが市販されている同タイプのテンビンに比べるとかなり良く飛ぶ・!問題は無い。感度・・・かなり小さなアタリでも違和感無く確実に手元に伝わってくる。また、写真右にあるようにサイズの違うものを使うことによってあらゆる場面に対応できる。
完成したテンビン
Lサイズは枝の部分が長くなっているが長い仕掛けを使う場合、また、落ちキス釣りに最適だ。Mサイズは超遠投用にと使い分ける、好みと釣りの状況に合わせて自由にサイズは変更すれば良いだろう。
また、幹部分の下部から横に出ているアームは左の図では10ミリとしているが、長さは好みに合わせて自由に変更すればよい、短くすれば枝部分の角度は浅くなり、より直線的になる、逆に長くすれば更に角度が付く。
角度は45度程度までは弾力のある細い素材を使っているので感度に問題はないがなるべく直線的な構造にしたほうが良いだろう。
このテンビンの製作はさほど難しくない、素材に太さ0.6ミリのステンレススプリングワイヤーを使っているため加工も容易にできる。ぜひ、多くの方に自作を勧めたい、きっと満足のいく結果が得られると思う。
注意事項①・・・半田付けに使う半田とペーストは必ずステンレス用のものを使う。
注意事項②・・このテンビンには、道糸側、仕掛け側、共にサルカンは使用していない、それは負荷がかかるだけで全く意味がない、特に、仕掛け側には必要は無いだろう。(T7には両方にサルカンが付けられている)また、この究極のテンビンは2種類あるのだが、それはアーム部分に若干変化を持たせてある。(タイプ2・写真右・丸めてあるもの)このタイプは次の機会に紹介しようと思うが、究極のテンビンはあくまでも次世代テンビン・T7 の延長線上にあり、その発想=コンセプト、機能等は引継ぎながら作ってみたのだが結果、その形状はかなり違ったものになった。
T7を次世代テンビンと称するならば、これはトップキャスターに送る究極のテンビンだ。\(^o^)/
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